逆流性食道炎で歯が溶けた!?オールオン4の検討!

歯が失われる理由としては虫歯や歯周病などが知られます。
また酸蝕症と呼ばれる症状でも歯が失われる原因になります。
元来口の中の正常値は弱アルカリ性のph6.8ですが、口の中に食べ物が入ると急激に酸性に変化します。
この酸性(ph5.4以下)になると歯のカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出してしまいます。
このような状態は脱灰と呼ばれますが、この脱灰が起こると溶けた歯を修復する再石灰化が起こります。
このさいに唾液が十分にあると酸を洗い流して中和が行われ、ミネラル成分を補充してくれます。
このような正常な作用によって歯は健全な状態に保たれるのですが、唾液量が少なくなると、再石灰化が十分に起こらなくなります。
さらに脱灰が過剰に起こると歯が溶けるといったことで酸蝕が発生しします。

酸蝕の場合には虫歯とは異なり、すべての歯に対して侵食が発生して溶けるので歯の強度が低下し酸蝕歯の状態になります。
唾液が大きく関与している酸蝕歯は普段の食生活でも発生するもので、さらに酸性の強い食べ物を口に入れることで発生します。
いずれにしてもエナメル質が溶けてしまい強酸によってすべての歯が失われ無歯顎になるリスクがあります。
特に酸蝕歯になると歯そのものの強度が失われるのでブラッシングなどで過度に力を加えると症状が悪化することもあります。

このように歯が溶けてしまうといったのが酸蝕歯の症状がありますが、さらに逆流性食道炎でも酸蝕歯になる可能性があります。
逆流性食道炎や反復性嘔吐などにより胃酸(ph1.0から2.0)が口にまで達することで酸性となり歯が溶けてしまいます。
またストレスなどでも胃酸が逆流することもあり、身体の健康が歯の健康に大きく影響します。

このように歯が失われてしまった場合の治療としては入れ歯かインプラントになります。
ブリッジなど既存の歯を支えにするものは酸蝕歯では不適切です。
インプラントの場合には1本1本行うものと複数の歯を取り付けるオールオン4と呼ばれるものがあります。
すべての歯が失われた、またはいずれ失われる可能性があるような場合の治療としてはオールオン4にメリットがあります。

オールオン4は、最低4本の人工歯根を顎に挿入しそこに複数の人工歯を取り付けるというものです。
従来のインプラントが1本の人工歯根に対して1本の人工歯ですが、オールオン4では、4本の人工歯根に対して複数の歯を取り付けることができるので手術や費用の負担も小さくて済みます。